Phase 1 1000億企業のリアル伝記 ①
偉人伝は後の世の人が、資料を集めて編集したものでしょう。
点と点を結んで線にする作業です。
だから、資料が少なく点と点の間が広い場合は、
想像するしかありませんから、事実と異なることになります。
ある意味この空白の時を
想像力をたくましくしてどう描くか
作家の腕の見せ所です。
そして、何よりも歴史は勝者の歴史です。
したがって、自分が気に入らなかった人の場合、
本当はものすごく善人で慈悲深い人であっても、
悪口をこれでもかといって大悪人に仕立て上げます。
三成なんて恐れ多くも東照神君に逆らったということから
江戸幕府によって、とんでもねえ野郎だというわけで、
ケチョンケチョンに言われたらしいです。
データの改ざん、捏造はお手の物というわけですね。
明智光秀の前半生は資料がほとんどないとか。
主人に背いた謀反人というイメージだけが、
後世に残されてしまいました。
それで、戦国最大のミステリーとなり、
研究者はおろか歴史ファンにも謎解き好奇心を
くすぐる題材になりました。
まあ、それはそれでエクスタシーを感じる
おもしろさはあるのですが、事実がわからない、
正解がいつまでたってもわからないという
フラストレーションが残ります。
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